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予防がなにより大切です(3)猫のフィラリア症とフェレットのフィラリア症

 今回は、前回に引き続きフィラリアのお話。猫のフィラリアとフェレットのフィラリアについてです。


猫もフィラリア症になるの?

 近年、猫でもフィラリア症と診断される例が増えてきました。猫のフィラリア症は、犬と若干異なっており、寄生率はそれほど高くないのですが、発症すると重症化しやすく死亡する場合があります。  そもそもフィラリアといわれる犬糸状虫は、終宿主(本来寄生すべき動物)が犬ですので猫には本来寄生しにくいのです。それが何らかの原因で猫ちゃんの体内で発育し、犬と同じように心臓や肺動脈に寄生する場合のほか、「迷入」と言われる、もともと寄生する場所でないところでの寄生をすることなどがあります。

 猫のフィラリア症はあまり特徴的ではなく、その多くは咳や喘息のような呼吸器の症状として現れることが多いのです。また、無症状の場合や食欲不振といった場合も多く、診断をしづらい場合もあります。重症化する場合、フィラリアそのものの存在がアレルゲンとなってアナフィラキシー・ショックといわれる非常に強いアレルギー反応による突然死や、虫体が肺動脈に詰まることで起こす肺動脈塞栓症によるものと言われます。犬ほど一般的ではないために、診断が遅れることもありますので、確実に予防しておきたいところです。
 猫ちゃん用のフィラリア予防薬もあります。予防方法は犬の場合と同じです。
image.php?id=9 image.php?id=9 【写真右:猫のフィラリア予防薬(滴下式)】
【写真左:猫のフィラリア予防薬(チュアブルタイプ)】

フェレットにもフィラリア症があるんです

 フェレットでもフィラリア症の報告があります。症状などは猫の場合と非常に似ており、少ない寄生数でも重症化、死亡例もあります。そのため、確実な予防が必要といえるかもしれません。
 現在、国内にフェレット専用のフィラリア予防薬と言われるものはありません。文献等で予防方法についていくつか報告がなされていますので、それらをもとに犬や猫用のフィラリア予防薬を使用することがほとんどです。ただし、使用する動物種が異なるため「適用外使用」という扱いになります。予防をされる際には獣医師とよくご相談ください。

そのほかの動物

 犬や猫以外でも予防が必要なものがあります。 フェレットは、フィラリア予防や予防接種などが必要となります。ウサギさんの場合は予防接種などは特にありませんが、定期的な歯のチェックや、糞便検査などをされるとよいと思います。 次回から具体的に主な予防すべきものについて説明してまいります。

 

※ここの掲示版は会員のみなさまの情報交流であり、ドクターからは回答できませんのでご注意下さい。

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